生きるための思想

大学院博士課程を中退してフラフラ生きてる31歳の男です。社会学などの知見をもとに市場経済至上主義を批判して、生きづらさをテーマに記事を書きます(低所得、精神障害、非モテetc)。もともとは韓国で農村移住者を研究してた。ゆるく生きたいフェミニンな仲間が欲しいです!ツイッターで思う所をつぶやいてる。

野宿旅の作法

2018年の7月1〜7日の間に150kmの野宿旅行をおこないました(130km徒歩、20km鉄道)。 1日1,500円程度の低支出旅行です。 料理は夕食は自炊して翌日の昼の弁当もつくる(1食あたり300円)。野菜は買わずに野草でビタミン・ミネラルを補給。朝食はコンビニでお…

韓国の低収入で暮らす若者

以下は、2016年4月に韓国ソウルのオルタナティブ活動で運営されるシェアハウスに暮らす若者へのインタビュー記録である(活動家が有志から募った資金で社会変革活動をしている。シェアハウスは融資金で一軒家を借りる資金にしている)。この方は、大学を休学…

女性性市場批判

0.女性性市場とは 売買春、ポルノなどの性行為や性表現、アイドルや女優に至るまでの女性の観賞的消費といった「女性性市場」について、永田えり子(1997)『道徳派フェミニスト宣言』(勁草書房)をもとに批判していきたい。 道徳派フェミニスト宣言 作者:…

マイノリティと自己アイデンティティ

1.自己アイデンティティの確立 私たちは、「自分らしさ」とか「ありのままの自分」という言葉が好きだ。今の時代に象徴されるのは「個性」という言葉だ。 私たちは「自分が何者なのか?」を問われ続け、他者とは違う自己を示すことを強迫される。 「人は一…

「普通」からの解放

フロイト理論がマルクス主義とちがう点は、マルクス主義が抑圧からの解放をめざすのに対して、フロイトの理論は、抑圧への適応―精神分析医はこれを「治療」と呼ぶ―をめざすことにある。 (上野千鶴子、1990、『家父長制と資本制』岩波書店、p.5) ザックリ言…

猥談でないエロの話

1.「人権侵害となるワイセツ」が問題 性愛の世界に住まうのは、身体として生きる人間の宿命である。この世界に入るには、その切符=性別を受けとらなければならない。この世界に生きるには、その文法=猥褻をわきまえなければならない。 (橋爪大三郎、199…

かわいく見せたい欲求と「男らしさ」

「男としての行動をやめたとき、僕は男でなくなるのだろうか?」(No.968) クリスチャン・ザイデル(2015、長谷川圭翻訳)『女装して、一年間暮らしてみました。』(サンマーク出版、Kindle番)を読んでみた。 女装して、一年間暮らしてみました。 作者: ク…

オス負け犬の「愛」

1.「愛」は性的交流を必ずしも伴わない 性愛とは「自分が他者の身体を必要とする(欲する)」という現象(橋爪大三郎、2017、『性愛論』河出出版、p.18)と言われる。性的志向の対象となる相手と話したい、手を握りたい、触れ合いたい、そして心でも繋がり…

お遍路の思い出(4)食料調達術

◎サバイバル術【食料調達】 野宿旅行では野生になっている食料も豊富に使います。今回は、徳島市内でラーメンを食べたのを除き、基本自炊で行きました。スーパーとかあれば安い食材を買って調理します。 野生の食べ物を見つけるとワクワクします。旅が楽しく…

お遍路の思い出(3)野宿編

お遍路記録3回目ですが、10月の半ばに再び徳島駅に発ち3回目のお遍路に挑戦しました。でもまあ、旅のスタイルは前回と変わりありません。 nagne929.hatenablog.com 3回目は徳島駅から南下して二箇所目の難所(遍路ころがし)を経て太平洋側に到達。しかし、…

お遍路の思い出(2)旅の様子編

前回記事の続きです。前回は去年9月の4日間のアル中状態でのお遍路について書きました。 nagne929.hatenablog.com 9月のお遍路は酒浸り状態がひどくて、神戸にもどりアルコール病院に駆けつけ、それからリハビリ生活をおくりました。 そして、リハビリでジ…

お遍路の思い出(1)アル中遍路編

去年の9月と10月のお遍路旅行について書いておこうと思った。 昨年のお遍路は、歩きと野宿です。 15~20kgのカバンを背負い20~30km歩いていました。 9月のお遍路は、アルコール依存症が再発して酒浸りの状態からスタートしました。一週間くらい焼酎を一日中食…

野草を食べよう

春になると野山に野草が芽吹きます。 みんな雑草と言って目も向けないけど、農薬も何もつかっていなくて健康によい植物です。 大原扁理さんも野草をとって食べてますよね。 野草を上手くゲットできれば、生存能力が上がると思います。 以前、野草のプロのお…

性欲は飼い馴らせるか?

1.発情するのは本能か? 「発情のしくみは生理的なもの以上に文化的・社会的なもの」 (上野千鶴子(1998)『発情装置』筑摩書房、p.13) ミニスカに興奮する者は、ミニスカを履いてるのが女性であっても男性であっても(それを男性だと知りながら)反応する…

結婚制度を問う

1.結婚制度は差別を生み出す 私は結婚制度を廃止すべきと主張する。 結婚こそ既婚者と非婚者の間に差別を生み出している。 人間関係にはいろいろあるが、性愛で繋がる関係やそこから生まれる親子の関係こそが最も深い人間関係であるという考えが支配するの…

社会の役に立たない人間はゴミだと?

1.社会の役に立たない人間はゴミだという論理 「発達障害者は社会にとって迷惑だから、子孫を残さないでくれ」、「障害者はゴミ」というメッセージが、ツイッターの質問箱を通して発達障害者当事者に送られていることが騒ぎになっている。 以上の「障害者…

「生きづらさ」を問い直す

1.「生きづらさ」は克服されるべき対象ではない ニート、引きこもり、低所得生活などの情報を、いろんな媒体を見て思うのだが、いわゆる「生きづらさ」について、かゆい所に手が届くような情報が少ないと感じる。 ニートや引きこもりは、脱出すべき対象と…

希望「弱者」社会

1.「弱者」の誕生 「弱者」という言葉が最近飛びかうようになった。 さて、気づくことは、「私は弱者です」と言う人はたくさんいても、「私は強者です」と言う人はいない。 「弱者」になれば、さまざまな義務が免責され、支援が受けられる対象となる。しか…

遊動生活のススメ

1.定住化による暇と退屈 以前、國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社、2011年)のレビューを書いた。 それとも関連させて、今回は遊動生活のススメを書いてみる。 人類は人類は400万年前に誕生してから、長らく遊動生活をおくっていた が、1…

消費社会における暇と退屈。

いつもながら雑文で失礼します。 今回は、國分功一郎氏の『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社、2011年)について。 人類はいつから暇を手に入れ、退屈するようになったのか? 現在社会では、暇と退屈が資本によって搾取される。資本主義における暇と退屈との付…

実務的な勉強は身に入らぬ

現在、職業訓練に通っている。 職業訓練のパソコンスキルの勉強は関心が無いのでやっても頭に入ってこない。けっこう勉強したつもりがテストの成績も悪かった。 職業訓練校の受講生の中で、一番学歴が高いが、一番成績が悪い。泣ける。 やっぱり、仕事のため…

モテる人になりたい!

宮台真司の『きみがモテれば、社会は変わる』は、今の閉塞する日本社会にはどういう人が必要であり、どういう人がモテてほしいかを書いた本である。 今の日本社会では、ひとたび職を失いカネを失うと、人との縁が切れ、孤立してしまう。 カネの切れ目が縁の…

働きたくても働けない社会

若年無業者についての本を読んだ。 www.amazon.co.jp この本では、職に就かない者を無業者と呼んでいる。ニートと異なるのは、何らかの職業訓練などを受けている者も無業者に含めているからである。 若年無業者の数は200万人を超え、15〜39歳の若者の16人に1…

アルコール依存症からの回復

●アルコール依存症とは アルコール依存症は、自分で飲酒の量をコントロールすることができず、酒を飲み続けてしまう病気である。 「いつも飲みすぎるから今日は一杯でやめておこう」と誓って酒を飲み始めるも、一杯では止まらない。 二杯、三杯と続き、ずる…

大学院のドロップアウト

2012年、大学院修士課程を終えて、博士課程に進学した。 研究を続けて韓国に関わっていきたいという気持ちがあったが、実際は就活の失敗によるモラトリアムの延長であった。 こういう動機で博士課程に行ったらホントに人生は詰む(修士ならよいが)。 博士過…

就活の失敗と博士課程進学

大学院に入り修士課程を終えて就職をするつもりだった。 しかし、学部に続き大学院でも就職活動は失敗する。 履歴書は上手く書けないし、面接では志望動機からして何を話していいか困ってしまう。 面接官からの「我が社に志望された理由は何ですか?」という…

生真面目とアル中

前々回の日記(↓↓)の続きである。 nagne929.hatenablog.com 2010年、大学院修士課程に進学した。 生真面目であった私は、学部での就職活動の失敗と卒業論文が上手くできなかったことを反省して、大学院ではマジメに勉強をしていい修士論文を書き、就職もち…

引きこもりをこじらせないために

私は現在、半引きこもり生活をおくっているので、引きこもりについて気になって斎藤環氏の本を借りて読んでみた。 以下、『ひきこもり文化論』(ちくま学芸文庫)、『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』(ちくま文庫)を読んで目に止まったことを書いていく。…

挫折の始まり

私は、大学4年生になっても進路を決められずにいた。 進路のために何もしておらず、旅行に行ったり、サークルで遊んだりとテキトーな日々を過ごしていた。 当初は大学院に行って勉強を続けようかと漠然と考えていたが、大学院の準備もろくにできていなかっ…

高等遊民

私は大学院修士までとったのに、ニートとは誠に情けない。職歴が無いので、単純肉体労働にしか就けず、労働意欲を完全に失ってしまった。 ニート生活を続けていて、高等遊民という言葉が皮肉に聞こえてくる。 高等遊民とは、大学などで高等教育を受けた後も…