生きるための思想

市場経済至上主義を批判して、生きづらさをテーマに記事を書きます。金のかからない歩き野宿旅をしたり。ツイッターで思う所をつぶやいてる。メッセージなど→→ haruka.omae@gmai.com

ジェンダー

結婚制度を問う(2)

結婚制度は差別を生み出すことや、家族主義についての批判はこれまで書いてきた。今回は、カップル主義の相対化が必要であることを述べ、制度的保護の対象は「性愛関係」(性の絆)から「ケアされる者とケアする者」(ケアの絆)へと 変わるべきだという家族…

ジェンダーフリーの観点から「第3号」は廃止されるべき

1.原則として「第3号」は差別的である 厚生年金や共済年金に加入する会社員や公務員に扶養されている者は保険料を収めなくても基礎年金が支給されるという「第3号被保険者制度」が見直されようとしている。 以下のヤフーの記事の見出しにある「無職の専業主…

引きこもり問題は家父長制が生み出している

日本における引きこもり問題は、家父長制に基づく家族主義的な社会保障制度によって生じていることを指摘しておきたい。 「引きこもり」が問題とされるのは、以下の2つにおいてである。 ①金の供給源がないこと ②居場所がないこと ※今回は①を取り上げる、②に…

恋愛してもしなくてもよい

ネット上で47歳の童貞の人が「もう結婚できない」と嘆いていて、話題になっていた。 anond.hatelabo.jp 童貞の苦しみはあると思う。男性は「女性とたくさんセックスしないといけない」、「結婚できないと恥ずかしい」とった男性性の価値意識を内在化してしま…

マイノリティと自己アイデンティティ

1.自己アイデンティティの確立 私たちは、「自分らしさ」とか「ありのままの自分」という言葉が好きだ。今の時代に象徴されるのは「個性」という言葉だ。 私たちは「自分が何者なのか?」を問われ続け、他者とは違う自己を示すことを強迫される。 「人は一…

猥談でないエロの話

1.「人権侵害となるワイセツ」が問題 性愛の世界に住まうのは、身体として生きる人間の宿命である。この世界に入るには、その切符=性別を受けとらなければならない。この世界に生きるには、その文法=猥褻をわきまえなければならない。 (橋爪大三郎、199…

かわいく見せたい欲求と「男らしさ」

「男としての行動をやめたとき、僕は男でなくなるのだろうか?」(No.968) クリスチャン・ザイデル(2015、長谷川圭翻訳)『女装して、一年間暮らしてみました。』(サンマーク出版、Kindle番)を読んでみた。 女装して、一年間暮らしてみました。 作者: ク…

オス負け犬の「愛」

1.「愛」は性的交流を必ずしも伴わない 性愛とは「自分が他者の身体を必要とする(欲する)」という現象(橋爪大三郎、2017、『性愛論』河出出版、p.18)と言われる。性的志向の対象となる相手と話したい、手を握りたい、触れ合いたい、そして心でも繋がり…

性欲は飼い馴らせるか?

1.発情するのは本能か? 「発情のしくみは生理的なもの以上に文化的・社会的なもの」 (上野千鶴子(1998)『発情装置』筑摩書房、p.13) ミニスカに興奮する者は、ミニスカを履いてるのが女性であっても男性であっても(それを男性だと知りながら)反応する…

結婚制度を問う

1.結婚制度は差別を生み出す 結婚制度の問題を述べる。 結婚こそ既婚者と非婚者の間に差別を生み出している。 人間関係にはいろいろあるが、性愛で繋がる関係やそこから生まれる親子の関係こそが最も深い人間関係であるという考えが支配するのはなぜなのか…