4/1、4/2に厚生労働省前で「引きこもりに福祉を! 社会保障を家族単位から個人単位へ」という訴えをおこなった。
厚生省職員が出所する時間帯で、職員たちに訴えるかたちとなった。
カンパなどで金が貯まったら、また東京の厚生省前で訴えをおこないたい。
この活動は継続していきたい。
【カンパ】もお願いします。交通費と宿泊費に使わせてもらいます。
●ゆうちょ銀行(普通)
金融機関コード:9900
店番:448
口座番号:1207633
●デモの様子です(動画)
◎ 厚生省職員たちに訴える
【デモ声明文】
私は、「引きこもりに福祉を! 社会保障を家族単位から個人単位へ」という訴えをしています。
引きこもり問題とは貧困問題です。
具体的には以下の施策を要求します。
①生活保護を個人単位とする
②住宅政策(賃貸・家賃補助+賃料の抑制)
これこらのアクションを通して、福祉の家族主義(無業者の面倒を家族に押し付け国がノータッチであること)を批判します。 これは、経済的自立できない障害者、主婦、介護者なども対象になる。
民法の扶養義務は、経済困窮者に対する支援を家族がおこなうように定めている。このような、福祉の家族主義によって、国は家族に福祉の機能を丸投げしており、経済困窮者に対する福祉を回避している。
福祉の家族主義(扶養義務)によって、家族のうち誰かが障害をもつなどで働けなくなると、家族が経済的に支えることになり、家族の共倒れをも招く。
これは、社会保障が家族単位であることの弊害である。
働けない者が家族に頼らなくてもよい生活保障を求めるのは、このためである。
家族から離れたくても、生活保護や住宅支援が受けられないため、家族から離れて「自立」した生活ができない。このように、当事者は家族に頼らざるをえず依存的弱者になってしまう。当事者がどのように生活したいかという自己決定ができない状況を生んでおり、「自立」を妨げられている。
「養ってもらっている」というのは自分への負い目となるだけではなく、相手に対して弱い立場となる。
また、社会からは「半人前」と見られる。「半人前」と見られることは、差別され尊厳を傷つけられることである。
このように、家族主義(扶養義務)は差別を生んでいる。
家族主義は性差別をも生み出している。
現在の、「男女とその間の子」を標準家族として、「男性:稼ぎ手/女性:家事・パート」をモデルとするシステムでは、経済的自立できない女性と引きこもりなどは家族の中の男性稼ぎ手に経済的に依存することになり依存的弱者になる。
社会のシステムが家族単位であることで、家父長的(女性抑圧的)な構造が作られ、男性に対して弱者(女性や障害者、引きこもりなど)を従属させるようになっている。
このように、家族単位のシステムは、性差別をもうみだしている。
社会保障を個人単位として、「自立」した生活が可能になるよう制度改革を求める
・国は福祉の機能を家族に丸投げしない=家族の扶養義務を緩める。
・誰と住むか、あるいは一人で住むか自己決定の自由が権利として認められ、必要な生活保障(生活保護+住宅政策)がなされる。