生きるための自由研究

脱・引きこもりできそうにない半引きこもりです。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

エンデのモモ【今を大切にする】

ミヒャエル・エンデのモモから、今という時を大切にすること、人との対話での傾聴が重要であることを学んだ。 ある日、街の古びた闘技場にモモという少女が現れた。モモは闘技場で暮らしていた。街の人びとは最初、興味本位でモモを訪ねていたが、いつしか、…

商品/非商品に優劣をつけない

市場経済の中で生きる私たちは、労働市場で労働力となり、おカネになる商品を生み出さなければならない。カネを稼げないモノや行為は無駄なこととして扱われる。 私たちは労働者として商品やサービスをつくり、GDPに寄与する生産活動をすることでのみで評価…

시장경제만이 경제가 아니다

시장걍제에서만의 이득을 위해 사람이 행동하게 되어 시장경제에서만 사람이 평가 받게 되는 것이 산업혁명이 일어나 기계화가 진행된 19세기 이후의 것이다. 그 이전에는 사람은 시장경제에서의 이득을 위해 행동하는 게 아니라 사회적 승인을 받는 것을 주…

자급의 이론

우리가 상품이 되지 않는 것을 생산하면 , 요컨대 시장(상품)경제에서 돈이 되지 않는 것을 만들으면 그 것은 취미나 놀이로서 낮은 지위에 놓이고나 가치가 없는 것으로 간주된다. 우리가 만드는 것은 시장에서 교환되는 것이 아니면 (= 유용성을 갖추는 것…

섀도우 워크

지난 번에 말한데로 시장경제 내에서 우리는 노동력이라는 상품으로 일하기 위해서 일하고 있다. 직장인 남편에 대해 아내는 남편의 와이셔츠를 빨래하고 남편이 잘 일할 수있게 건강한 식사를 챙기는 등 가사노동으로 남편의 노동을 공짜로 도와준다. 일리…

우리는 일하기 위해 일한다

생활에 필요한 물건이나 편리한 물건을 우리는 돈을 내고 사고 있다.상품을 사는 돈을 받기 위해 우리는 일을 해서 돈을 번다.일을 하기 위해서 우리는 노동시장에서 노동력이라는 상품이 되어야 한다. 노동을 하고 월급을 받고 세금 낸다는 것은 어떤 것일…

シャドウ・ワーク

前回述べたように、市場経済の中で私たちは労働力という商品として、働き続けるために働いている。サラリーマンの夫に対して主婦は、夫が仕事のために着るYシャツの洗濯や、夫が元気に働けるよう健康的な食事をつくるなど、家事労働として夫の労働をタダで支…

私たちは、働くために働いている

生活に必需なモノや便利なモノを、私たちはカネを出して手に入れている。商品を買うおカネを得るために私たちは仕事をして給料を稼いでいる。 仕事を得るために私たちは労働市場で労働力という商品とならなければいけない。労働をして給料をもらい税金を払う…

市場経済だけが経済ではない

市場経済での利得をもとに人間が行動するようになり、市場経済のみで人間が評価されてしまうのは、産業革命がおこり機械化が進んだ19世紀以降のことである。 それ以前には、人間は市場経済での利得をもとに動くのではなく、社会からの承認を得ることを主な動…

消費について

有名なレストランに行ったことをFBに載せる人は多いだろう(私も)。 その人は、料理の味などを楽しむことよりも、その有名なレストランに行ったという行為を周囲に示したがっているのかもしれない。 J.ボードリヤールは、現代消費社会において、人びとは有…

自分に合う「現実」を紡ぎだす

精神科医の斎藤環は、精神障害者とは「私たちと同じ言葉が喋れなくなった人」だとラカンの解説書で述べていた(*1)。 精神障害者でも社会不適合者でも、フツーの人と同じ行為や話し方ができないのに、無理矢理に自分を社会の方に合わせようと試みるが、やは…

自給の理論(2)

私たちが、商品にならないモノ、つまり市場経済で評価されないカネにならないモノをつくると、それは趣味や遊びとして、低い地位に位置づけられるか、無価値なモノとして扱われる。 私たちがつくるモノは、市場で交換されうるモノ=有用性をもつモノでないと…

自給の理論(1)

自給を考えるにあたって、イヴァン・イリイチの著書『コンヴィヴィアリティのための道具』(1973=2015,渡辺京二訳,ちくま学芸文庫)を参照にして書いてみる。 私たちは、生活に必要なモノやサービスを貨幣によって手に入れる生活に慣れきってしまっている…

自給生活の形

働けない、あるいは働かないのであれば、現金が得られない。現金が得られないのであれば、食べ物や生活に必要なモノを自分で作り出していかなければいけない。 (もちろん、身体障害や精神障害によって体調がよくないのであれば、生活に必要なモノを自分で作…

農産物の自給を主張する理由(2) 

韓国農村で帰農者の有機農業の調査で見聞きしたことから、有機農法や自然農法で作った野菜は、市場で取引するのは避けるべしと感じてしまった。暫定結論は、「商品経済の場で農産物を取引しようというのが問題」。 〈事例〉 「自然と調和した方法で農産物を…

農産物の自給を主張する理由(1) 

前回のブログで取り上げた、有機農業をおこなう若者グループと一緒に、有機農産物を扱う農協で野菜の袋詰のアルバイトをしていた話である。 その農協でジャガイモや玉ねぎの袋詰めの仕事をしている時、ある作業者が野菜の袋への詰め方が汚かったため横にいた…

社会にイイコトをすることで陥る自己犠牲という罠

農村などで田舎暮らしをして、高齢化で低迷する農村を活性化させたいと何らかの活動に従事したいという若者が多い。 しかし、地域活性化など社会にとってイイコトをすることは、やりがいを目的としていて、対価を求めず長時間労働も厭わないという自己犠牲の…

市場経済に乗っかれない人

私たちの生きている(先進国の)社会は市場経済で成り立っている。市場経済はカネを介した商品のやり取りで成り立っている。私たちの社会を取り巻く市場経済の中では、モノやサービス、労働は商品となる必要があり、商品にならないモノは無価値なモノとして…